井戸底に落下!!! [井戸掘り]
■事故発生と状況の整理
いつものように夕方に植木の水やりをしようと、
水汲み器で水を汲み上げているときに、あの事故が発生した。
ロープの結び目が解けて、水汲み器が井戸底に落下!
落ちた瞬間は呆気に取られていたが、
すでに夕暮れだったので、時間がないことに気付いて
焦り始める。
救出するにも手元が暗くては作業がしにくくなるからだ。
さて、約19mの井戸底に落ちてしまった水汲み器を
どうやって引き揚げたものか。
井戸底からの落下物の救出は思ったより厄介である。
まずは状況をよく整理してみる。
水汲み器は完全に井戸底に着底し、
水が満タンに入ってしまっているはずなので、
引き上げにはこの水の重量も含めた重さ
(今回水汲み器は、概ね5Kg)に耐えられる方法が
求められる。
しかし、打ち抜き井戸のため、井戸径が10cm程度しかない。
大きな器具を下ろすこともできない。
ただ、幸か不幸か、ロープの結び目が解けたのは、
かなり地上付近のあたりの部分だったので、
おおむね19mぐらいの長いロープが水汲み器と一緒に
井戸底に落ち込んでいる。
うまくすれば、このロープを引っかけて引っ張り上げる
ことができれば、救出はうまくいくかもしれない。
■救出道具の作成
状況から考えて、ロープを引っかけて引き揚げる作戦を
急遽実行することにした。
今回の作戦で必要な条件は次の3つと思われる。
1.井戸径10cmの中で機能する大きさであること
2.重量5Kg程度のものを引っかけても耐えること
3.引っかけたロープを維持したまま引き揚げる制御が
地上から可能なこと
これらの条件を考えると、
ジョイントパイプの先端に取り付ける形で小型フックを作成し、
それを降ろして井戸底に到達。
その後、ロープを小型フックに引っかけるために回転させ、
ロープが十分にフックおよびパイプに巻きついたところで
引き揚げる形が良さそうだ。
フック部分は5mm径の極太針金で作成し、
折り曲げて環状にした部分をパイプ内に差し込んで
パイプの側面からボルトで固定。
これで5kgぐらいは耐えるはずである。
■救出作戦開始
日が落ちてあたりが薄暗くなるころに急造の道具が完成した。
急がねば!
早速、井戸堀りに使用していたジョイントパイプの
先端に取り付け、徐々に降ろしていく。
19mぐらいで、それ以上ジョイントパイプが下に降りなくなる。
なにかフワフワした手応え。
水汲み器の上部に、一緒に落ちたロープが折り重なって
団子状になっているのだろう。
強めに下に押しつけながら、手元でパイプを回転させる。
しばらく回転させると、ほぼそれ以上回らなくなるぐらいの
重い手応えがある。
十分に絡まってきたのだろうか。
試しにジョイントパイプを引き揚げてみると、
水汲み器が水から出る音が聞こえた。
成功か?!
何しろ直接目視確認できないのでうまくいっているどうか、
確信が持てない。
ともかく引き上げにかかる。
やはり水が入っているようで、ジョイントパイプの引き揚げは
かなり重たい。
そして、先端部が地上付近まで引き上がってくると、
ロープの絡まった塊が見えた。
やった、成功だ!
無事、ロープの下に水汲み器がぶら下がって救出された。
いつものように夕方に植木の水やりをしようと、
水汲み器で水を汲み上げているときに、あの事故が発生した。
ロープの結び目が解けて、水汲み器が井戸底に落下!
落ちた瞬間は呆気に取られていたが、
すでに夕暮れだったので、時間がないことに気付いて
焦り始める。
救出するにも手元が暗くては作業がしにくくなるからだ。
さて、約19mの井戸底に落ちてしまった水汲み器を
どうやって引き揚げたものか。
井戸底からの落下物の救出は思ったより厄介である。
まずは状況をよく整理してみる。
水汲み器は完全に井戸底に着底し、
水が満タンに入ってしまっているはずなので、
引き上げにはこの水の重量も含めた重さ
(今回水汲み器は、概ね5Kg)に耐えられる方法が
求められる。
しかし、打ち抜き井戸のため、井戸径が10cm程度しかない。
大きな器具を下ろすこともできない。
ただ、幸か不幸か、ロープの結び目が解けたのは、
かなり地上付近のあたりの部分だったので、
おおむね19mぐらいの長いロープが水汲み器と一緒に
井戸底に落ち込んでいる。
うまくすれば、このロープを引っかけて引っ張り上げる
ことができれば、救出はうまくいくかもしれない。
■救出道具の作成
状況から考えて、ロープを引っかけて引き揚げる作戦を
急遽実行することにした。
今回の作戦で必要な条件は次の3つと思われる。
1.井戸径10cmの中で機能する大きさであること
2.重量5Kg程度のものを引っかけても耐えること
3.引っかけたロープを維持したまま引き揚げる制御が
地上から可能なこと
これらの条件を考えると、
ジョイントパイプの先端に取り付ける形で小型フックを作成し、
それを降ろして井戸底に到達。
その後、ロープを小型フックに引っかけるために回転させ、
ロープが十分にフックおよびパイプに巻きついたところで
引き揚げる形が良さそうだ。
フック部分は5mm径の極太針金で作成し、
折り曲げて環状にした部分をパイプ内に差し込んで
パイプの側面からボルトで固定。
これで5kgぐらいは耐えるはずである。
■救出作戦開始
日が落ちてあたりが薄暗くなるころに急造の道具が完成した。
急がねば!
早速、井戸堀りに使用していたジョイントパイプの
先端に取り付け、徐々に降ろしていく。
19mぐらいで、それ以上ジョイントパイプが下に降りなくなる。
なにかフワフワした手応え。
水汲み器の上部に、一緒に落ちたロープが折り重なって
団子状になっているのだろう。
強めに下に押しつけながら、手元でパイプを回転させる。
しばらく回転させると、ほぼそれ以上回らなくなるぐらいの
重い手応えがある。
十分に絡まってきたのだろうか。
試しにジョイントパイプを引き揚げてみると、
水汲み器が水から出る音が聞こえた。
成功か?!
何しろ直接目視確認できないのでうまくいっているどうか、
確信が持てない。
ともかく引き上げにかかる。
やはり水が入っているようで、ジョイントパイプの引き揚げは
かなり重たい。
そして、先端部が地上付近まで引き上がってくると、
ロープの絡まった塊が見えた。
やった、成功だ!
無事、ロープの下に水汲み器がぶら下がって救出された。
今日も井戸枠降ろし [井戸掘り]
今日の天気は、気温は暖かいものの、
雨が降ったり日が照ってみたりでめまぐるしい感じだった。
夕方頃に、井戸枠が中途半端に30cmぐらい打ち込まれないまま
になっていたので、これを打ち込んだ。
現在、井戸枠は地下18mに到達。
雨が降ったり日が照ってみたりでめまぐるしい感じだった。
夕方頃に、井戸枠が中途半端に30cmぐらい打ち込まれないまま
になっていたので、これを打ち込んだ。
現在、井戸枠は地下18mに到達。
井戸枠降ろし [井戸掘り]
今日は晴れて暖かい日になった。
あらかじめ継ぎ足しておいた1m分を叩き込む作業である。
前回もそうであったが、このごろ、井戸枠を上から
チョット押し込んだぐらいでは降りていかない。
まず、特製のブラシを井戸枠の下まで降ろし、
井戸枠の下でつっかえている土壁を崩しておき、
その後、井戸枠の上に乗っかって、
何かにつかまりながら、体重もろとも
井戸枠を下に両足で蹴り降ろしていくのだ。
直径10cm程度の塩ビに管の上に乗っかって
飛び跳ねるなどとは、なんとも危険な作業である。
これは年寄ってからでは出来なさそうだ。。。
今日は70cmほど井戸枠を打ち込んだ。
現在、井戸枠は地下17.7mに到達。
あらかじめ継ぎ足しておいた1m分を叩き込む作業である。
前回もそうであったが、このごろ、井戸枠を上から
チョット押し込んだぐらいでは降りていかない。
まず、特製のブラシを井戸枠の下まで降ろし、
井戸枠の下でつっかえている土壁を崩しておき、
その後、井戸枠の上に乗っかって、
何かにつかまりながら、体重もろとも
井戸枠を下に両足で蹴り降ろしていくのだ。
直径10cm程度の塩ビに管の上に乗っかって
飛び跳ねるなどとは、なんとも危険な作業である。
これは年寄ってからでは出来なさそうだ。。。
今日は70cmほど井戸枠を打ち込んだ。
現在、井戸枠は地下17.7mに到達。
井戸枠は地下17mに到達 [井戸掘り]
今日は、4月なのに関東でも夜中~未明にかけて雪が降ったりして、
異例の寒さであった。
ただ、午後から晴れたので、
夕方頃に、地上で繋いでいた井戸枠を
降ろす作業を行った。
今日の作業で、また1m井戸枠が地下に埋まり、
これで地下17mまで井戸枠が入った。
異例の寒さであった。
ただ、午後から晴れたので、
夕方頃に、地上で繋いでいた井戸枠を
降ろす作業を行った。
今日の作業で、また1m井戸枠が地下に埋まり、
これで地下17mまで井戸枠が入った。
井戸枠1m降下 [井戸掘り]
久しぶりに井戸枠を降ろす作業を敢行。
既に井戸枠は、かなり固く固定されていて、
少々体重をかけてもびくともしなかった。
まず、井戸枠の下を井戸枠の外径よりも広く
穴を広げてやる必要があった。
このために、VP30の側面に毛足の長い
掃除用ブラシを取り付けた掃除道具のようなものを
作成し、延長管をジョイントで繋いで井戸枠の下端を
突き抜けたあたりの土壁をゴシゴシやって
そぎ落とすことにした。
この作戦はうまくいったが、それでも井戸枠は
がっちりと固定されていた。
これは、おそらく土圧によって井戸枠の周囲から
押さえつける横方向の力が井戸枠に加わり、
井戸枠を固く周囲から締め付けてに下りるのを妨害している
と推測された。
そこで、井戸枠の外側から水を流し込み、
井戸枠を締め付けているであろう土を
少し溶かしてやることにした。
その上で、井戸枠の上に乗っかり、
全体重をかけて蹴り降ろすこと数十回。
徐々に井戸枠が下がっていき、
この数ヶ月1mほど地上に飛び出ていた井戸枠が
ようやく地面の下に入った。
今日は、また1m井戸枠を継ぎ足して、
作業を終了した。
既に井戸枠は、かなり固く固定されていて、
少々体重をかけてもびくともしなかった。
まず、井戸枠の下を井戸枠の外径よりも広く
穴を広げてやる必要があった。
このために、VP30の側面に毛足の長い
掃除用ブラシを取り付けた掃除道具のようなものを
作成し、延長管をジョイントで繋いで井戸枠の下端を
突き抜けたあたりの土壁をゴシゴシやって
そぎ落とすことにした。
この作戦はうまくいったが、それでも井戸枠は
がっちりと固定されていた。
これは、おそらく土圧によって井戸枠の周囲から
押さえつける横方向の力が井戸枠に加わり、
井戸枠を固く周囲から締め付けてに下りるのを妨害している
と推測された。
そこで、井戸枠の外側から水を流し込み、
井戸枠を締め付けているであろう土を
少し溶かしてやることにした。
その上で、井戸枠の上に乗っかり、
全体重をかけて蹴り降ろすこと数十回。
徐々に井戸枠が下がっていき、
この数ヶ月1mほど地上に飛び出ていた井戸枠が
ようやく地面の下に入った。
今日は、また1m井戸枠を継ぎ足して、
作業を終了した。
井戸水にミジンコが・・・ [井戸掘り]
今朝、しばらくサボっていた井戸の様子を見てみた。
水を汲み上げると、水面に1mm程の小さい白いミジンコ(?)がたくさん。
水面をピン!ピン!と短い距離を連続的に飛ぶような動きをしていました。
井戸枠は地価15mまで降りたところで止まったまま。
水を汲み上げると、水面に1mm程の小さい白いミジンコ(?)がたくさん。
水面をピン!ピン!と短い距離を連続的に飛ぶような動きをしていました。
井戸枠は地価15mまで降りたところで止まったまま。
井戸枠を地下14mまで取り付け [井戸掘り]
ずーっと井戸掘りの記録の更新をサボっていたが、
ようやく報告。
直径10cmの塩ビパイプ(VU100)で井戸枠と取水部(ストレーナ)
を作成し、地下14mまで井戸枠をつけた。
実は、井戸枠は地下18mぐらいまで穴径を拡大しきってから、
取り付けにかかろうかと思っていたのだが、
地下16m付近から砂の多い層になっていて、掘っても数日でじわじわと
埋まってしまう為に、掘り下げが一進一退になってしまう。
そこで、早めに井戸枠を投入し、埋まってこないようにしてから
掘り下げていくのがよさそうだと考えて、井戸枠の作業を進めた。
また、ここ数日、伊豆半島の方で地震がグラグラと派手に
やってくれるようなので、折角掘った穴が埋まってしまう前に
井戸枠を取り付けてしまいたいというのも手伝って、
作業を急ピッチで進めている。
12月に入ってから、土日を使って、かねてから用意していた
井戸枠と取水部(ストレーナ)を2mずつ連結しながら降ろしていった。
(作成中の取水部。2mmの穴をひたすら開けていく)
手を離すともちろん穴の底までまっしぐらに落ちていってしまい、
連結どころではなくなってしまうので、落下防止器具も作成した。
角材を2本穴の縁に渡して、側面から穴を開けてから
長尺のボルトを通して締め上げることができるようにしただけの
簡単なものだが、VU100のジョイント部分で少し出っ張りがあるので、
そこに引っ掛けることでシッカリと止まり、意外と上手く機能している。
(落下防止器具を付けて徐々に井戸枠を降ろす様子)
あともう2-3m取り付けたら、砂取り器などでじわじわ掘り進めを
再開する計画である。
ようやく報告。
直径10cmの塩ビパイプ(VU100)で井戸枠と取水部(ストレーナ)
を作成し、地下14mまで井戸枠をつけた。
実は、井戸枠は地下18mぐらいまで穴径を拡大しきってから、
取り付けにかかろうかと思っていたのだが、
地下16m付近から砂の多い層になっていて、掘っても数日でじわじわと
埋まってしまう為に、掘り下げが一進一退になってしまう。
そこで、早めに井戸枠を投入し、埋まってこないようにしてから
掘り下げていくのがよさそうだと考えて、井戸枠の作業を進めた。
また、ここ数日、伊豆半島の方で地震がグラグラと派手に
やってくれるようなので、折角掘った穴が埋まってしまう前に
井戸枠を取り付けてしまいたいというのも手伝って、
作業を急ピッチで進めている。
12月に入ってから、土日を使って、かねてから用意していた
井戸枠と取水部(ストレーナ)を2mずつ連結しながら降ろしていった。
(作成中の取水部。2mmの穴をひたすら開けていく)
手を離すともちろん穴の底までまっしぐらに落ちていってしまい、
連結どころではなくなってしまうので、落下防止器具も作成した。
角材を2本穴の縁に渡して、側面から穴を開けてから
長尺のボルトを通して締め上げることができるようにしただけの
簡単なものだが、VU100のジョイント部分で少し出っ張りがあるので、
そこに引っ掛けることでシッカリと止まり、意外と上手く機能している。
(落下防止器具を付けて徐々に井戸枠を降ろす様子)
あともう2-3m取り付けたら、砂取り器などでじわじわ掘り進めを
再開する計画である。
井戸径拡大深度が地下水面に到達 [井戸掘り]
6:00ごろより1時間ほど作業。
今日は残土の引き上げと、
穴の径を拡大する作業を行った。
残土の引き上げは約1.5リットル。
穴径の拡大は、GL-14.0m~GL-15.0mまで、
約1.0mにわたって削り進むことができた。
最近、水位が上昇していることもあるが、
ついに穴径を拡大した部分が地下の水面に到達した。
だいたい、14.5m付近が水面のようだ。
穴径の拡大器について上がってきた土質は、
以前掘り器で掘り下げたときに見た
白い粘土の混ざった砂質の土。
ただし、水に洗われてしまって、
これまでのように大量にベットリとへばりついて
引きあがることがない。
残土:24.6 + 5.6 - 1.5 = 31.7リットル
穴径拡大済み GL-15.0mぐらい
今日は残土の引き上げと、
穴の径を拡大する作業を行った。
残土の引き上げは約1.5リットル。
穴径の拡大は、GL-14.0m~GL-15.0mまで、
約1.0mにわたって削り進むことができた。
最近、水位が上昇していることもあるが、
ついに穴径を拡大した部分が地下の水面に到達した。
だいたい、14.5m付近が水面のようだ。
穴径の拡大器について上がってきた土質は、
以前掘り器で掘り下げたときに見た
白い粘土の混ざった砂質の土。
ただし、水に洗われてしまって、
これまでのように大量にベットリとへばりついて
引きあがることがない。
残土:24.6 + 5.6 - 1.5 = 31.7リットル
穴径拡大済み GL-15.0mぐらい